【「かけはし」の上映会を振り返って】
「かけはし」上映会につきましては、多くの方々の心情的、財政的支援をいただき、そして当日は多くのボランティアの方々に駆けつけていただきました。このような温かいご支援の賜物で、上映会を実現できましたことを皆様方に深く感謝したいと思います。
10月、11月にはマスメディアの報道の追い風もあり、当日は予想をはるかに超えた249人もの方々に来場していただきました。50名の方にはプログラムをお渡しできなかったことは大変申し訳ないことでした。
釜山からお越しいただきました故李秀賢(イ・スヒョン)さんのお母様の辛潤賛(シン・ユンチャン)さん、東京からの映画製作者、中村里美さん・伊藤茂利さん、そしてイ・スヒョンさんが学ばれていた赤門会日本語学校理事長、兼LSHアジア奨学会副理事長の新井時賛さんは、それぞれに福岡は志が熱いと感じられ、元気になれたと大変喜んでいただきました。お母様は日本語を熱心に学ばれており、18年後の今も最愛の息子さんの御遺志を継ぎ、いきいきと、「日韓のかけはし」というライフワークを続けていらっしゃいます。4人のゲストの皆様が同一会場でお揃いになったのは、東京以外では福岡が初めてだったそうです。
チャペル兼講堂の木のぬくもりの中で、椅子の硬さもあったと思いますが、木村共同代表のご尽力でレトロな素晴らしい会場で上映会を開催できたことは幸いでした。上映会開始直前、ローマ教皇のミサに参列するため来日し、福岡空港で5時間拘束された韓国・陜川(ハプチョン)の韓国人被爆者の方々の解放支援に、急きょ会場より後藤富和弁護士と通訳として木村英人さん、お二人に空港に出向いていただきました。文字通り日韓の「かけはし」として映画を観ずに働いていただきました。
「かけはし」上映の後は、ゲストの方々の思いをお聴きし、中村さん・伊藤さんと一緒のコーラスや、参加者有志の方々からの「平和の連鶴」のプレゼントもありました。最後に木村共同代表が、上映会開催の動機には、日韓の未解決の数々の問題があることについて、お詫びしたい気持ちがあったことなど率直に述べました。新井時賛さんの「軍備ではなく、民間交流こそ最良の安全保障になります」という言葉は大変印象的でした。
ゲストの皆様、ご来場の皆様、ボランティアの皆様、(有)九州シネマ・アルチ、そして主催者、みんなで創りあげた上映会でした。日韓の平和と友好の願い、そしてそれを具現化しようという思いを来場者の皆様と共有できたことは意味深いことでした。韓国は私たちにとって、いつの時代でも大切で重要な隣国です。これからも、あらゆる機会を通して、皆様方と共にイ・スヒョンさん、関根史郎さんから与えられた宿題に忍耐強く取り組んで参りたいと思います。
【当日の会場カンパについて】
受付のカンパ箱には来場者の方々から17,942 円ものカンパが寄せられ、映画製作の「ミューズの里」へ第3部製作カンパとして、「(有)九州シネマ・アルチ」へ上映カンパとしてお送りし、大変喜んでいただきました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。
会場では、篤志家の方からシン・ユンチャンさんとその他へご寄付がありました。その殆どは、シン・ユンチャンさんの御意向により「LSHアジア奨学会」の基金となりました。
映画「かけはし」をみる会(福岡)
日時:2019年11月23日(土・祝)
開場:13:30 開演:14:00
上映時間 計95分(2部構成、1回上映)
※上映後、舞台挨拶等を予定しています。終演は17:00を予定しています。
場所:西南学院大学博物館2階講堂
http://www.seinan-gu.ac.jp/museum/access/index.html
(福岡市早良区西新3丁目13番1号 西南学院大学東キャンパス)
地下鉄西新駅([3]番出口)・西鉄バス修猷館前バス停から徒歩5分
キャンパスマップ http://www.seinan-gu.ac.jp/campusmap.html
※車でお越しの方は、近隣の有料駐車場をご利用いただくか、なるべく公共交通機関をご利用下さい。来場者用駐車場はありません。大学構内の駐車は関係者限定です。
※会場は2階ですが、階段のみでエレベーターがありません。ご不便をおかけしますが、御了承下さい。
入場料:
前売:
一般 1200円
前売券については、下記の「御連絡・お問い合わせ先」へお問い合わせ下さい。
※前売券の受付は11/22(土)17時にて締め切りました。あしからず御了承下さい。
当日:
一般 1500円
大学生(要学生証提示):500円
障がい者手帳・被爆者手帳ご提示の方:1000円(同行の付添の方お一人についても、別途1000円にて御入場いただけます)
高校生以下:無料
※本日、前売券をお持ちの方および前売券ご予約の方を優先入場していただくことがあります。あしからず御了承下さい。
主催:映画「かけはし」をみる会(福岡)
https://stonewalk-fukuoka.jimdo.com/映画-かけはし/
https://www.facebook.com/kakehashi.movie.fukuoka/
御連絡・お問い合わせ:ストーンウォーク福岡
お問い合わせは こちら のフォームからどうぞ
E-mail
swfukuoka@kshibata.net
TEL
070-4075-1162
※時間帯によっては留守電対応となります。ご用件・お名前・連絡先をお知らせいただければ、折返しお電話差し上げます。
※上記電話番号は、11月末までには使えなくなります。以後のお問い合わせ・御連絡はメールにてお願いします。
配給・上映:九州シネマ・アルチ TEL
092-712-5297 FAX 092-714-4164 E-mail
arci1210@bcj.ne.jp
【主催者からのお知らせ・おことわり】
2001年1月26日、東京都山手線新大久保駅で、線路に転落した日本人を助けようと、カメラマンの関根史郎さんと韓国人の日本語学校生、イ スヒョン(李秀賢)さんがホームから飛び降り、救助に当たりましたが、3人とも帰らぬ人となりました。それから18年の歳月が流れました。
東京という大都会の駅の不充分な安全対策に、ご家族の皆様はどんなにか憤りを感じられたことでしょう。最愛の息子さん(スヒョンさん)を失ったご両親は、日本に対して否定的な気持ちを持たれたとしても少しも不思議ではありません。それをとどめたのは、生前、スヒョンさんが語られていた「韓国と日本のかけはしになりたい」という言葉だったそうです。
お父様のイ ソンデ(李盛大)さんは今年の3月に逝去されましたが、ご両親は様々な思いを乗り越え、スヒョンさんの願いであった「かけはし」となる活動を自ら続けてこられました。「LSHアジア奨学会」の設立とその働きです。日本語を学び、母国と日本の「かけはし」になりたいと希望するアジアからの日本語学校生のための活動です。
このドキュメンタリー映画「かけはし」を多くの方々と共に鑑賞し、身近な隣国である韓国との関係について私たち市民はどのように進んで行けばいいのか、一緒に考えたいと思います。映画の第2部に登場する学生たちからも、多くのヒントを得られるのではないでしょうか。
11月23日上映会当日には、釜山よりスヒョンさんのお母様シン ユンチャン(辛潤賛)さんをお招きしています。東京より映画製作者の中村里美さんと伊藤茂利さん、スヒョンさんが学ばれた赤門会日本語学校理事長の新井時賛さん、長崎より「日韓のかけはし」を実践されている木村英人さんも駆けつけてくださり、短い時間ですが、お話をしていただく予定です。
主催者の私たちは、上映会の宣伝やチケット販売を頑張っておりますが、全くの素人で、財政的な困難に直面しております。人手も足りておりません。もしご関心をお持ちでしたら、当会までご連絡いただき、「チョット・ボランティア」をしていただけませんか。また、財政面からのご支援も何卒よろしくお願いいたします。皆様と共に、有意義な映写会と交流の3時間を創りあげたいと願っております。
映画「かけはし」をみる会(福岡)
(共同代表 木村公一、石川晶子、柴田一裕)
連絡先 Email:swfukuoka@kshibata.net
TEL:070-4075-1162
カンパ振込先(ゆうちょ銀行)
☆ ゆうちょ銀行からのお振込の場合
総合口座 記号:17450 番号:89797661
名義:ストーンウォーク福岡
☆ ゆうちょ銀行以外の金融機関からのお振込の場合
店名:七四八(ナナヨンハチ)店番:748
普通預金 口座番号:8979766
名義:ストーンウォーク福岡
(各金融機関所定の振込手数料が必要となります。)
※カンパはおいくらでも大変有難いです。5千円以上の方には入場券を1枚進呈させていただきます。
※カンパを振込んでくださった方はお手数ですが、ご住所・お名前・金額・振込日、領収証が必要か否かを上記連絡先にお知らせください。
(任意団体ですので、寄附金控除の対象外です。)
映画「かけはし」公式サイト http://kakehashi-movie.net/
2001年1月26日、東京都のJR新大久保駅で、線路に転落した日本人を助けようと、カメラマンの関根史郎さんと、韓国人の日本語学校生イ・スヒョン(李秀賢)さんが、ホームから飛び降り救助に当たりましたが、三人とも帰らぬ人となりました。スヒョンさんが外国人であったことから、この事故は大きな話題を呼び、来日されたスヒョンさんのご両親のもとには日本全国から弔慰金が寄せられました。
その後、ご両親は深い悲しみの中で、生前「日韓のかけはしになりたい」と言っていたスヒョンさんの遺志を継ぐために、日本語学校生を支援する奨学会の設立を希望され、実現されています。
映画の第1章では、スヒョンさんとご両親の思いを中心に描かれています。第2章では、2015年に来日した韓国の大学生たちが、日本の大学生との交流や、歴史的に朝鮮半島と縁の深い奈良県明日香村でのホームステイを通して、民間交流をしながら、スヒョンさんゆかりの地を訪れる旅を追っています。
日韓関係が「戦後最悪」と言われる今こそ、イ・スヒョンさんが遺した「日韓のかけはしになりたい」という願いから、私たちは何を学び、何を為すべきか、この映画を通して一人ひとりが考えたいと思います。
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